毎日新聞特派員また論説委員として、現地を歩き時
代を見据えてきた著者が、近年急激に変貌するアジ
アの実像を、国際関係を主眼に、明快に解析した政治
評論集。インドネシアで10年以上にわたり発行され
海外邦字紙として評価の高い『じゃかるた新聞』に、
2005年10月から2009年12月末まで隔週連載した
時事小論文をまとめた。 |
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【本書の内容<抜粋>】
2005年より 靖国「厳しい米論調」/危ない「自己陶酔」外交
2006年より インドの核に甘い米/偽メールという刺客/「中国封じ込め」と日本/食い違う米中首脳/出番生かせずARF/北東アジアの外交戦/金正日の読み誤りか/慎重に歩み寄る中印
2007年より 「産む機械」発言の波紋/「北」対策で日本孤立か/孤立国家同士の和解/「北」の核、日米提携に影/上海協力機構の「花火」/混迷するミャンマー/混乱続くパキスタン
2008年より どこへ行くのか米国/台湾立法院選で波乱/胡主席ソフトな来日/「北の核」進展と「拉致」/ドロ沼のパキスタン/米朝妥協「テロ」解除/ムンバイ・テロのなぞ
2009年より ハマスの出方、焦点に/鮮やか、ヒラリー外交/「北」ミサイルの得失/タイ内政の分裂深刻/新疆騒乱に悩む中国/出口
見えぬアフガン/危ういオバマのカケ/米に深まる鳩山不信 |